プライベートバンク

貴族などの選ばれた層のみが利用できるというスイスのプライベートバンク個人経営の金融機関に端を発した、金融機関の富裕層向けサービスのことです。欧米では一般に数億円以上の資産を預り、顧客1人につき担当者をつけて資産を管理し、世代を超えた長期運用で安定的に資産を増やしていくことを業務とします。国内では1986年にアメリカのシティグループが、2000年にスイスのピクテがサービスを開始し、他の有力外資系銀行も次々と参入しました。日本にプライベートバンクがほとんど存在しなかったのは、日本の銀行が個人ではなく、企業向けの業務を収益の柱据えてきたためです。しかしここにきて、企業向けの業務だけでは収益が頭打ちになる懸念が生じ、あらためて個人向けの業務が注目されるようになりました。当初は預金集めが中心でしたが、最近は投資信託や国債・公共債の販売、住宅ローンの提供などに力を入れています。それと同時に、より多くの手数料収入が見込まれるプライベートバンクの強化に乗り出したというわけです。しかし、プライベートバンクが主な対象とするような数億円単位の金融資産を持つ資産家は限られており、金融資産が7000万円以上の家計は全体の1%に過ぎません。プライベートバンク専門の子会社を設立した銀行もあれば、企業経営者を主な対象とする専門部署を設ける銀行もある。今後は競争が激化すると思われます。

家計と暮らし

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