農業協同組合

農業協同組合すなわち農協は、農業者の協同組合であり、相互扶助の精神によって、自分達の地位の向上と経済的な改善を行なうため、農業協同組合法に基づき設立されている組織です。農協法の1条には、農民の協同組織の発展を促進し、以て農業生産力の増進と、農民の経済的・社会的地位の向上をはかる、と農協の目的が定められています。そして、1人は万人のために、万人は1人のためにというスローガンをかかげている組織です。農協は信用、購買、販売、共済の各事業を兼営しており、信用事業は組合員からの貯金の受け入れと組合員への事業資金や生活資金の貸付けを行なうことが、農協法の第10条に定められています。貯金の受け入れと貸付をみる限り、農協の信用事業は一般の銀行と何ら変わりがないように見えますが、運営形態、運営理念という2つの点において大きな違いがあります。つまり、一般銀行は単営形態で運営されてますが、農協の場合は購買、販売、共済などの各事業と併せて運営されており、このような兼営形態が農業信用事業の特徴です。しかし、資金需要によっては単一の農協だけでは応じきれない場合もあることから、都道府県段階には農協の信用事業を補充する「信用農業協同組合連合会(信連)」さらに全国段階には信連の地域的季節的資金の過不足を調整し、広く農業漁業発展のために融資を行ない、また、余裕金と安全かつ効率的に運用するなどする「農林中央金庫」があり、これらが組織的に整然と機能することによって秩序ある金融が行なわれています。これを系統3段階制といい、他の金融機関にはみられない、大きな特徴となっています。

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