地域通貨

地域通貨は、地域経済の自立性を高め、地域社会を活性化することをねらいとして発行されます。ある特定の地域だけで使える通貨。1990年代に登場し、世界中に広がりました。イギリス、オーストラリアなどのLETS、アメリカのイサカアワーズ、カナダのトロントダラー、ドイツの交換リンクなど、2500種類以上の地域通貨が各国で使用されています。日本でも400を超える地域で試みられています。日本で展開されているのは、一般にエコマネーと呼ばれるもので、住民間で環境、福祉、教育、文化活動の交換を保証するものです。運営団体、登録メンバー、通貨または通帳で構成されます。東京板橋の高島平団地では、地元の住民が中心となり地域通貨が作られました。高齢化が進む地域の老人は、小中学生を散歩の介添え役に頼んで通貨を支払う。また小中学生は、老人から昔の体験談を聞くなどして通貨を支払う。つまり参加する個人がお互いに助け合う相互システムであると同時に、地域の人と人との交流を促し、信頼関係に基く地域共同体を想像することを目指すものなのです。地域通貨はボランティア活動ではなく、善意や環境への優しさ、地元商品のよさなど、通常の取引では表現できない価値を交換する通貨であるといえます。高齢社会においては、地域社会の老人や障害者を支える手段としても有効です。しかし、会員の多くはフルタイムでの職業を持っているため、商品の交換が休日に偏り、受けたいサービスと提供できるサービスが一致しないなど、今後の課題も多く残っています。

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