住宅ローン返済中に家を手放す場合

転勤するとか、家族構成が変わったとかの理由でローンの返済中に家を手放す必要がおこることは、ローンの借入期間が長いだけに充分予想されることです。しかしローンの借入残額があるうちは、これを簡単に他人に売ってしまうことはできません。というのは、その家は住宅ローンの担保となっていて、抵当権が設定登記されており、抵当権設定の契約には必ず、勝手に他人に譲渡できない旨の一項がはっきりと書かれているからです。
それではどうすればよいかということですが、対策としては二つあります。一つは、自分のローン借入額をそっくりそのまま肩代りしてもらえる人に売却することです。しかし借入額を肩代りしてもらうには、相当に面倒な手続きが必要ですし、まず第一に銀行が肩代りを認めるような買い手を探すことも容易ではないでしょう。したがってより現実的な二番目の方法として、その家を買いたいという人を見つけたら、抵当権を解除する約束でその人から借入残額相当分をまず受け取り、すぐに銀行に返済して抵当権の抹消登記を行ない、それから売却 金残額を受け取るという方法によるのがよいでしょう。この場合買い主、か不安を感ずるようでしたら、信用のある第三者に仲介してもらうか、買い主と連れ立って銀行に行き、その立会いのもとに商談と手続きを行なうのも一つの方策です。いずれにしても先ず最初にローンを借りている銀行に出向き、事情を話して率直に相談してみれば事はスムーズに運ぶでしょう。

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住宅ローンにつく生命保険とは、団体信用生命保険のことです。これは、銀行や、銀行と住宅ローンの提携をしている不動産会社等が契約者となり、生命保険会社と契約をし、借主が被保険者となる一種の生命保険です。この保険に加入すると住宅ローンの借り主に万一保険事故が発生した場合には、その時点での住宅ローン借入残額相当分か生命保険会社から保険金として直接契約者に支払われますので、それはそっくりそのまま借入残額の返済にあてられます。したがって借り主からみれば、その時点の借入残額が全額免除されるわけで、残された家族にも負担がかからず、保証人にも迷惑がかからないという非常に便利な制度です。ただ、この保険には一般の養老保険などとは異なり、満期保険金はありません。
保険に加入する資格は一般の養老保険に入れる人ならば、原則として誰でも加入でき、申込みは「団体信用生命保険告知書」を提出します。ただし年齢に制限があり、一般的には住宅ローンの借入時の年齢が満二十歳以上満六十五歳以下で、完済時の年齢が満七十歳以下である必要があります。
保険事故というのは、死亡はもちろんですが、そのほか次のような廃疾状態になった場合も含めています。両手を手関節以上で失ったとき。両足を足関節以上で失ったとき。片手を手関節以上で失い、かつ片足を足関節以上で失ったとき。両眼の視力を完全かつ永久に失ったとき。そしやく、または言語の機能を完全かつ永久に失ったとき。
なお、非提携方式の場合は保険料は銀行が支払うので借り主に負担はかかりませんが、提携方式の場合は借り主の負担となる場合もありますので、注意する必要があります。借り主の負担となる場合の負担の方式は、保険料相当分だけローン借入れの利率が高くなっているもの、提携会社が売買契約の締結時に手数料とか保証料とかの名目で一括してとるもの、の二つの方式があります。

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