生命保険に加入する目的

 私たちは、もし自分や家族の将来の老後の生活に、まったく経済的な不安がないほど蓄えがあるか、国の公的年金を含めた社会保障が、老後の生活すべてに安心できるほどしっかりしていれば、自助努力としての生命保険などへの加入は、今日ほどには必要ないでしょう。
 しかし、圧倒的大多数の国民は、将来の生活に対してなんらかの不安をぬぐいきれずに抱えています。
 その不安の中身は数多く、少子化を原因とする税収の鈍化、公的年金制度の圧縮、医療保障費負担の増大、問題をなんでも先送りする政府の体質、官民共同しての生命保険会社の粉飾決算の容認など、数えあげればキリがありません。
 こんな状態が近い将来に改善されるとは、だれも信じない。政権が変わるたびに、社会保障や福祉政策は、段階的に悪い方向へ進んでいるとしか思えない。どこに国民の安定した幸福のビジョンがあるのか、国民にはさっぱり見えてこない。
 であれば、自分の将来は自分で守らなければ、だれも守ってくれないことは確実です。
 そこで、どうしても生命保険に加入しなければならない状況があります。入りたくない生命保険や個人年金保険に加入して自己防衛しなければ、悲惨な将来が目に見える。だからこそ、生活をギリギリに切り詰めて保険料をひねり出し、生命保険に加入するのです。
 そのためには、自分の入る保険のことを理解しておく必要があります。知らずに入って「こんなはずではなかった」とか「大金を損しか」では、悲惨な結果になってしまいます。

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 生命保険は、前述したような社会的・将来的不安だけではなく、個人的にも企業的にも必要な場面があります。たとえば、贈与を目的としての加入や、相続税対策、相続の紛争を防止するための対策、あるいは企業を存続させるための保険、役員の退職金に利用するための保険など、生命保険の需要は尽きません。
 生命保険は、あなたの財産のうちで、不動産に次ぐ高額な買い物であり財産です。たぶん、あなたが日常的に使用している車より、何倍ものお金を支払っているはずです。
 あなたは一体、どこの生命保険会社の保険に加入しているのか。その会社に自分と自分の家族の将来を安心して託していられるのか、真剣に考えてほしい。
 それは、あなたのかけがえのない貴重な年月と、無駄に支払えば取り返せないお金を大事にすることに直結するからです。

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